[アップデート] Amazon Interactive Video Service で アーカイブ出力する際のサムネイル生成に関する設定が変更可能になりました
こんにちは、大前です。
Amazon Interactive Video Service(以下 Amazon IVS) にて表題のアップデートがありました。
どんなアップデート?
Amazon IVS ではチャンネル側の設定により S3 にストリームのアーカイブを出力する事が出来ますが、その際に自動的にサムネイル画像も生成され保存される仕様となっていました。
今回のアップデートにより、S3 にストリームを記録する際に生成される、サムネイルに関する設定を変更可能になりました。具体的には、以下の設定が可能になりました。
- サムネイル生成の有無を設定
- サムネイル生成間隔の変更
サムネイル生成間隔はデフォルトで 1分に1枚生成する設定となっていますが、最大で 1分あたり 12枚のサムネイルを生成する様に変更する事が可能です。
やってみた
実際にアップデートの機能を確認していきます。
コンソールの Amazon IVS 画面から「チャネルの作成」からチャンネルの作成画面を開きます。チャネル名や適当な文字列を、チャネル設定は "デフォルト設定" のままとします。
下にスクロールし、「ストリームの記録と保存」にて "S3 への自動記録" を選択し、「記録設定を作成」をクリックします。
記録設定の作成画面が開き、サムネイル生成に関する設定項目が増えている事が確認できます。
今回はサムネイル間隔を 12秒に設定してみました。これで、1分間で 5枚のサムネイルが生成される形になります。
記録設定を保存し、作成した記録設定が設定されていれば OK ですので、チャネルの作成を完了します。
作成したチャネルに対し、OBS を利用し配信を行います。
再生には VideoJS HLS を利用しました。OBS から配信したストリームが再生できている事が確認できます。
しばらく再生したのち、記録設定で指定した S3 バケットを見に行くと、サムネイル画像が設定した通り 12秒おきに生成されている事が確認できました。(サムネイルは /ivs/v1/<aws_account_id>/<channel_id>/<year>/<month>/<day>/<hours>/<minutes>/<recording_id>
配下に生成されます)
おわりに
Amazon Interactive VIdeo Service のアップデートでサムネイル生成に関する設定を変更できる様になりました。
ストリームのプレビュー画像等でサムネイルを利用している場合などにより高頻度でサムネイルを生成させたり、逆に不要なサムネイル生成を抑えたりと、痒いところに手がとどくアップデートだと感じました。
以上、AWS 事業本部の大前でした。